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PCB調査および処分

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PCB調査および処分

PCBの調査・処分のお願い

PCB使用製品及びPCB廃棄物は、環境省・経済産業省で定められた期限までに処分をしなければなりません。また、高濃度PCB廃棄物に関しては、処分期間を過ぎると事実上処分することができなくなりますので、早めの処分のご依頼をお願いしております。

PCBが含まれている機器・製品の処分に関しては一般的な方法での処分ができません。PCB廃棄物に係る特別管理産業廃棄物の処分業許可を得た事業者へのみ処分が行えます。

特例の適用でPCB使用製品を使用されている施設・機関様で、調査が済んでいる建物でも近年各地で事故が多発しています。事故を防ぐためにはすでに調査済みの場合も改めてPCBの全数調査が必須になっています。

PCBとは?

PCBとはポリ塩化ビフェニエル化合物の総称であり、電気機器用の絶縁油や工業などに使用されていた加熱・冷却に使用する製品や感圧複写紙など様々な用途に利用されていました。
極めて強い毒性を持ち、脂肪に溶けやすいという性質から健康被害などの様々な症状を起こすことが報告されています。また、ダイオキシン類として総称されるものの一つとされており現在は新たな製造は禁止されています。

使用されていた例

用途 製品例・使用場所など
絶縁油

変圧器用 ビル・病院・鉄道車両・船舶等の変圧器

コンデンサー用 蛍光灯の安定期・白黒テレビ・電子レンジ等の家電用コンデンサー、直流用コンデンサー、蓄電用コンデンサー

熱媒体(加熱用・冷却用)

各種化学工業・食品工業・合成樹脂工業等の諸工業における加熱と冷却、船舶の燃料油予熱、 集中暖房、パネルヒーター

潤滑油

高温用潤滑油、油圧オイル、真空ポンプ油、切削油、極圧添加剤

可塑剤

絶縁用 電線の被覆・絶縁テープ

難燃用 ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂

その他 ニス、ワックス・アスファルトに混合

感圧複写紙・塗料・印刷インキ

ノンカーボン紙(溶媒)、電子式複写紙、印刷インキ、難燃性塗料、耐食性塗料、耐薬品性塗料、耐水性塗料

その他

紙等のコーティング、自動車のシーラント、陶器ガラス器の彩色、農薬の効力延長剤

PCB含有の有無を判別する方法

PCB含有と濃度によって対処方法が変わってきます。
本ページではPCBが使用された代表的な機器として、高圧変圧器・高圧コンデンサー・安定器でご説明いたします。

変圧器・コンデンサー等の場合

高圧変圧器

高圧変圧器

高圧コンデンサー

高圧コンデンサー

確認にあたって銘板の確認を行うため、通電中の変圧器・コンデンサーに近づくと感電の恐れがあり大変危険です。必ず電気保安技術者に依頼して確認してください。

高濃度PCBかの判別方法

昭和28年(1953年)から昭和47年(1972年)に国内で製造された変圧器・コンデンサーには絶縁油にPCBが使用されたものがあります。
高濃度のPCBを含有する変圧器・コンデンサー等は、機器に取り付けられた銘板を確認することで判別できます。
詳細は各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本電機工業会のホームページをご参照してください。

https://www.jema-net.or.jp/Japanese/pis/pcb/pcb_hanbetsu.html

低濃度PCBかの判別方法

数万件に及ぶ測定例から、国内メーカーが平成2年(1990年)頃までに製造した電機機器には、PCB汚染の可能性があることが知られています。
絶縁油の入替ができないコンデンサーでは、平成3年(1991年)以降に製造されたものはPCB汚染の可能性はないとされています。
一方、変圧器のように絶縁油に係るメンテナンスを行うことができる電機機器では、平成6年(1994年)以降に出荷された機器であって、絶縁油の入替や絶縁油に係るメンテナンスが行われていないことが確認できればPCB汚染の可能性はないとされています。
したがって、まず電機機器に取り付けられた銘板に記載さいれた製造年とメンテナンスの実施履歴等を確認することでPCB汚染の可能性を確認し、さらに上記の製造年よりも前に製造された電機機器については、実際に電機機器から絶縁油を採取してPCB濃度を測定してPCB汚染の有無を判別します。ただし、コンデンサーのように封じ切りの機器では使用中のものを絶縁油の採取のために穿孔すると使用できなく なるのでご注意ください。

安定器の場合

安定器

安定器

製造から40年以上が経過するPCB使用安定器は、劣化して破裂し、PCBが漏えいする事故が発生しています。このような事故は一度調査してPCB使用安定器が存在しないとされた建物でも起きています。サンプル調査を行ったことが原因と考えられますので全数調査を行うようにしてください。
漏洩したPCBが人体にかかる危険性がありますので昭和52年(1977年)3月までに建築・改修された建物で古い安定器が使用されていないか速やかに確認し、見つかった場合は取り外して交換してください。

PCB使用安定器かどうかの判別方法

昭和32年(1957年)1月から昭和47年(1972年)8月までに国内で製造された照明器具の安定器には、PCBが使用されたものがあります。
なお一般家庭用の蛍光灯等の安定器にはPCBが使用されたものはありません。
PCBを含有する安定器には、安定器に貼付された銘板に記載されているメーカー、型式、種別、性能(力率)、製造年月等の情報から判別することができますので詳細は各メーカーに問い合わせるか、(一社)日本照明工業会のホームページを参照してください。
http://www.jlma.or.jp/kankyo/pcb/index.htm

また、PCB廃棄物として保管している安定器の中にはPCBを使用していない廃安定器が混在している場合が少なからずあります。詳しくはJESCOのホームページを参照してください。
http://www.jesconet.co.jp/customer/bunbetsusokushin.html

PCB使用製品の処分に関する詳しい情報については、環境省・経済産業省が配布しているパンフレットがございます。一度、目を通していただけますと幸いです。
弊社ではPCBに関するご相談・ご質問などを受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

PCB使用製品及び廃棄に関するパンフレット
(環境省・経済産業省)

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